管理規約・利用方法その2|バルコニーに彩りを都会のマンションガーデンライフ|ファーストリビング

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管理規約から読み取るマンションバルコニーの利用方法 ~First Livingマンション管理規約研究チーム~

【バルコニー使用細則に書かれた禁止事項の例とその解釈について】

バルコニーの利用方法が書かれている章は主に「用法」「使用細則」「共有部分使用細則」等があります。「バルコニー等使用細則」などの専門ページになっている管理規約もありますが、掲載されているページはマンションごとに様々です。ここでは様々な管理規約の「用法」や「使用細則」に書かれているバルコニーでの禁止事項とその解釈についてまとめてみます。

◆禁止事項例(前編)

①バルコニー等から外部に向けて広告をする事、物を投げること
これはマンションの外観を損ねる可能性が高いので当然NGです。物を投げる事も当然禁止です。

②突風、強風の際に飛散・落下等他に害を及ぼす恐れのある物を放置すること。
これも当然です。バルコニーから物が落ちると重大な事故に繋がる危険性があります。

③バルコニー等の手摺に布団等を掛けること。
最近のマンションで増えているようです。マンションの外観イメージにも関わる為、ブランドイメージを大切にしているマンションでは特にこの項目が目立ちます。また、布団が飛散した場合の危険度が高いタワーマンションの規約には必ずと言っていいほどこの項目が書かれています。

④物置、その他工作物を築造または設置すること。
外観を損ねるだけでなく、避難経路を塞ぐ恐れが高い為に禁止としています。避難経路は人命に関わる重要な項目です。以下に詳しくご紹介致します。

■避難経路の考え方

バルコニーには左写真の様な避難用はしごが設置されており、災害時には下の階に避難出来る様になっています。避難経路確保の為、この上には物を載せてはいけません。また、一目で避難はしごだと分かるようにシールを剥がす事も禁止されています。

バルコニーに避難はしごが無い場合は隣の住戸や、更に隣の住戸に避難はしごがあります。その場合、隣の住戸との境界は隔て板になっており、災害時には蹴破って隣の住戸に避難出来るようになっています。したがって隔て板の前に物を置くことは禁止されています。

上記の通り、避難経路確保の観点から、避難はしごの上や隔て板の前に物を置いてはいけません。ではそれ以外の場所であれば物を置いてもいいのでしょうか。どの程度の大きさや重さの物であれば置いても良いのでしょうか。避難経路幅は何cmなのでしょうか?

実は上記の疑問に対して数値的な明確な基準がありません。管理規約や関連する文献や法律、条令にも詳細は書かれていません。それが理由となり、「何も置いてはいけない。」という話が出たりします。その発言は明確な回答が出せない場面で、事なかれ主義な極端な回答をした結果だと考えられます。もし本当に何も置いてはいけないのだとしたら、エアコンの室外機も植木鉢も洗濯物干しまで置く事が出来なくなってしまいます。この分野で議論する際には所轄区役所の建築審査課に相談する事をおすすめします。私達が過去に行なってきた質問と回答を例として次のページに記載します。